第2回 不動産会社による仲介と買取の違いについて。

仲介と買い取りは全然ちがう!

こんにちは、しろくま矢口です。前回は、個人売買と不動産仲介の違いについて解説しました。今回は、不動産仲介と買い取りの違いについて解説いたします。

不動産会社に不動産の処分をお願いしたい、となる場合、お客様は、その仕組みを知らない場合が結構あります。中古自動車業界では、買い取りがメインですが、不動産の場合は、他に、仲介という手段があります。

カンタンにその違いを書きますと、買い取りはその文字の通り、不動産会社がお客様から買い取ること、仲介は不動産会社がお客様の不動産を買って下さる買主様を探し、その間に入り、調整をし、契約・決済・引き渡しまで面倒をみさせていただくことです。

これから、不動産会社による仲介と買い取りを比較していきます。

仲介と買い取りの比較

不動産仲介は、第一回の個人間売買と不動産会社による仲介の違いについてで記したように、個人間売買の難しさから、仲介人の強い需要があって生まれたものです。不動産会社に、客付けから契約・決済・引き渡しまで面倒を見てもらう、というものです。

費用がかかるのは当然ですが、個人間売買と不動産会社による仲介の違いと、不動産会社による仲介と買い取りの違いは、大きく意味合いが違ってきます。その点を記していきます。

では、これから、不動産会社による仲介と買い取りについて比較していきます。

売却後手取り金額は仲介の方が多い

不動産仲介は、相場または相場に近い金額で売却が可能です。そして、売却金額から一定の手数料等や税金等の費用を差し引いた金額が手取り額となります。

買い取りの場合は、相場よりある程度安価な金額で買い取りされることになります。わかりやすい例をあげれば、リサイクルショップに引き取ってもらう場合と同じです。

不動産会社が買い取った不動産は、そのまま貸家等収益物件として利用されるか、加工(リフォーム等)が施され、市場に出されて売却されます。土地の買い取りは、オホーツク地方では相当条件が良い場合以外は、応じてくれない場合が多いと思います。

というのも、買い取りをする場合、不動産会社は多大なるリスクを負います。もし、買い取った不動産の売却に失敗した場合、不動産会社は数百万円単位の損害を負うこともあります。ですので、相場よりある程度安値で買い取りをせざるを得ないというのはしょうがない部分があります。

売却期間は買い取りのほうが早い

不動産仲介の場合、依頼を受けてから広告活動をし、買主様を探します。また、買主様は大半住宅ローンを利用するので、その承認がおりるまでの期間と、手続きにかかる期間の分、時間がかかります。その分、売却期間が不動産買い取りと比べて長くなります。

買い取りの場合は、そういう手間が無いので、早期に処分が可能となります。

どちらを選ぶべきか?

不動産仲介にも、不動産買い取りにも以上のように一長一短があります。この特性を理解したうえで、売主様は仲介または買い取り、いずれを選ぶべきか決定すべきです。

不動産仲介を選ぶべき場合は、ある程度期間と、経済的に余裕を持てる方です。大半の方がこちらに当てはまると思います。

不動産買い取りを選ぶべき場合は、時間と経済に余裕がない方、例えば、住宅ローンの滞納が続いていたり、事業の関係でお金が早急に入用の方、もしくは、私設にはいる等の理由で、不動産処分に関して心残りを残したくない方です。

一番危険なのが、これらの特性を理解することなく、「こんな家、二束三文でしか売れないよ、オレが買ってやる、ほら、現金もうここに用意しているんだ。」等の文句を真に受けて、不動産屋の買い取りに応じてしまうことです。

お互い仲介と買い取りの特性を理解したうえで買い取りを利用するのは、それはお互いの了承の上ですから、何も悪いことではありません。不動産会社は、以上のことを説明したうえで、買主様自身に適切な判断をしていただくことが強く望まれると思います。