北見市・美幌町で不動産売買を専門に手がける株式会社しろくま建物管理です。
「空き家を相続したが解体費用が出せない」「補助金は使えるのか」とお悩みの方は多くいらっしゃいます。
本記事では、北海道での解体費用の相場、北見市・美幌町の補助金制度、解体せずに売却する方法、そして2023年12月施行の空家対策特措法改正による固定資産税への影響まで解説します。
解体費用の相場(北海道)

| 構造 | 坪単価 | 30坪の場合 |
|---|---|---|
| 木造 | 3〜5万円/坪 | 90〜150万円 |
| 鉄骨造 | 4〜7万円/坪 | 120〜210万円 |
| RC造 | 6〜8万円/坪 | 180〜240万円 |
上記に加えて以下の費用が発生する場合があります。
- 残置物の撤去費用:家財道具の処分(10〜30万円程度)
- アスベスト除去費用:含有している場合は数十万円〜
- 冬季の割増費用:11〜3月は積雪・凍結で作業効率が下がり、費用が上がることがある
費用を抑えるコツ:
- 家財道具は自分で処分しておく(がれきの量が減り処分費が下がる)
- 複数の解体業者から見積もりを取る
- 冬季を避けて春〜秋に依頼する
北見市の解体補助金制度

空家等除却補助事業
| 区分 | 補助上限額 | 条件 |
|---|---|---|
| 危険空家の除却 | 最大50万円 | 倒壊時に隣地・道路に被害のおそれがある空き家 |
| 老朽空家の除却 | 最大20万円 | 老朽化が進んだ空き家 |
共通条件:
- 北見市内にある個人所有の建物
- 全棟を除却し更地にすること
- 解体後の跡地を適正管理すること
問い合わせ先:北見市役所 建築指導課 TEL 0157-25-1154
住宅リフォーム・解体補助事業
解体工事費が30万円(税抜)以上の場合、工事費の20%(上限20万円)が補助されます。
※いずれの制度も年度予算に限りがあるため、早めの申請をおすすめします。
解体費用がない場合の対処法

1. 解体せずに「古家付き土地」として売却
建物を解体せず、古家付き土地として売りに出す方法です。買主が解体する前提で土地を購入するため、売主の解体費用はゼロです。
ただし、解体費用分だけ売却価格が下がる傾向があります。
2. 不動産会社の買取を利用
仲介での売却が難しい場合、不動産会社が直接買い取る方法があります。価格は市場価格より下がりますが、解体費用を含めて買い取ってもらえるケースもあります。
3. 解体ローンを利用
北海道の地方銀行やJAでは、空き家解体専用ローンを取り扱っています。原則として担保・保証人が不要で、年金受給者でも利用可能な商品もあります。自治体の補助金と併用すれば金利優遇が受けられるケースもあります。
4. 相続土地国庫帰属制度を利用
2023年4月に開始した制度で、相続した土地を国に引き渡すことができます。
費用:
- 審査手数料:14,000円/筆
- 負担金:市街化区域外の宅地なら一律20万円
ただし、建物がある土地は申請できません。 先に建物を解体して更地にする必要があります。また、境界が明確でないと申請が却下されます。
承認率は約47〜48%で、すべての土地が引き取られるわけではありません。
【重要】空家対策特措法の改正(2023年12月施行)
管理不全空き家の新設
改正前は「特定空家」のみが行政措置の対象でしたが、改正により管理不全空き家というカテゴリが新設されました。
| 区分 | 状態 | 固定資産税 |
|---|---|---|
| 適切に管理された空き家 | 問題なし | 住宅用地特例あり(1/6に軽減) |
| 管理不全空き家 | 放置すれば特定空家になるおそれ | 勧告を受けると特例解除 → 最大約6倍 |
| 特定空家 | 倒壊の危険、衛生上有害 | 勧告で特例解除、命令違反は過料50万円以下 |
固定資産税が上がるまでの流れ
- 市区町村が「管理不全空き家」に指定
- 助言・指導 → この段階で改善すれば解除
- 改善しない場合 → 勧告
- 翌年度から住宅用地特例が解除 → 固定資産税が最大約6倍に
つまり、放置すればするほどコストが増える仕組みになっています。「解体費用がないから放置する」は、長期的にはかえって出費が増えるリスクがあります。
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不動産売却のご相談
株式会社しろくま建物管理は、北見市・美幌町を中心に不動産売買を専門に手がけています。任意売却士の資格を持ち、不動産売買500件以上の実績があります。
「解体すべきか、古家付きで売るべきか」「補助金の申請方法を知りたい」といったご相談も承っています。
- TEL:0157-33-4185
- 対応エリア:北見市・美幌町
よくある質問(FAQ)
Q. 解体費用は売却代金から支払える?
仲介での売却の場合、売却代金を受け取った後に解体することは通常ありません。ただし、古家付き土地として売却すれば解体費用は買主負担になります。当社の買取であれば、解体費用を考慮した価格でお引き受けすることも可能です。
Q. 北見市の補助金はいつ申請できる?
年度ごとに受付期間が設定されます。予算に限りがあるため、年度の早い段階で申請することをおすすめします。北見市役所 建築指導課(TEL 0157-25-1154)にお問い合わせください。
Q. 空き家を放置したら固定資産税が6倍になる?
2023年12月の法改正により、「管理不全空き家」に指定され勧告を受けると、住宅用地特例が解除され固定資産税が最大約6倍になります。すぐに6倍になるわけではなく、まず助言・指導があり、改善されない場合に勧告→特例解除という流れです。
Q. 相続した土地を国に返すことはできる?
2023年4月開始の相続土地国庫帰属制度で可能です。ただし、建物がある土地は対象外(先に解体が必要)、境界が明確であること等の要件があり、承認率は約47%です。
出典・参考文献
※本記事は2026年2月時点の情報に基づいています。補助金制度は年度ごとに変更される可能性があるため、最新情報は各自治体にご確認ください。
