シンチャオの閉店

昨日の投稿は、やっぱり出すのやめようかなぁ、と思ったんですが、まぁ、いいやと出してしまいました。あんまり、体面を気にして本音をださないテクニックみたいなやつ、使うより、本音で書いたほうがいいですからね。

今朝は何書こうかなぁ。シンチャオの話でも書きますか。

シンチャオという喫茶店がありました。というのも、28日に閉店しました。

そこのママさんに私は尋常じゃないぐらいお世話になってきたのです。

以前は薔薇館という店のオーナーで、80年台から開いてた老舗です。だから、合計、40年は喫茶店をやってたことになります。

シンチャオだけでもちょうど10年ですよ笑

もうお年を召されてて、限界が来たので閉店なのですが、すごいことに、他の店の店長さんが、ガタン!と立ち上がり、

「とうとう●木●子がやめたか!」

と叫んだぐらい、キャラが濃くて、強烈な個性を持った方です。やめた、って、88歳ですよ笑 逆に続けてるのがおかしいじゃないですか笑 とうとう、商売ダメになって滅んだみたいな言い方はやめてほしいです。

ママとの思い出は、本当に尽きないですね。昔と変わらず、今でも仲良しです。

彼女は画家で北海道展、二科展、両方入賞してるぐらいの方です。作風は、彼女にしか描けないタッチがあって、まぁ、天才肌ですね。ただ、有名になるとかどうでも良く、いろんな誘いも断ってるのですが、自然にいろんな人に誘われて、私の知ってる限りでも、札幌の北海道新聞のギャラリーに頼まれて2回ぐらいほぼメインで個展として展示したり、ある会の方に呼ばれて、埼玉県立美術館に展示したりとしてました。うちの嫁も一緒に展示させてもらったり、私もどさくさに紛れてBGM作って流させてもらいました。

嫁と結婚したのも、そういう繋がりなんですよ笑 嫁は私のこと、極めて変な人だなと思った、というのが初対面の感想だったとママから聞かされました笑

ママはすごい優しいところがあって、いろんな人に世話を焼いてました。若い人にはとにかく優しかったですね。ママを囲む会みたいな感じで、ずっと周りには人がたくさんいました。

当時、我々は本当に金がなかったのですが、みんな金ないなりに集まって、ママの店で持ち込みでパーティーやったりしてました。

みんな家族ができて、足は遠のいていたり転勤したり。年配の人はお年を召されて、亡くなった方もいますし、まだ元気な方もいます。

最後は客もだいぶ減りましたが、ママが歳をとったせいです。もうやめて、まこちゃんにドライブ連れて行ってほしいと言ってます。

感慨無量なんですが、まだ生きてピンピンされてらっしゃるので、彼女の伝説は書いたら怒られそうなので、この辺だけにしておきます。