資金計画の重要性について

こんにちは、しろくま矢口です。

このホームページにいらした方は、マイホームの取得に関して興味をお持ちかと存じます。新築にしようか、中古にしようか、どうしようか、色々とお悩みかと存じます。当然ですね、一生で一番の買い物ですから。

当コーナーでは、そのような方のためになる情報を提供させていただきたいと思っております。

第一回は、資金計画です。

資金計画がなぜ必要か?

資金計画

ウン億というお金をお持ちで、金に糸目をつけない、という方は、この後はお読みになる必要はございませんが、ほとんどの方はそうではないかと思います。私もそうです。100円のコーヒーも飲むか飲まないか、今でも悩む時があります。

自分が生活するだけでもお金はかかります。泣け無しの給料から、容赦なしに社会保険料も引かれます。さらに、お子さんがいらっしゃったら、その養育費もばかになりません。専門学校・大学等に通わせるとなったら、一年で年収分ぐらいかかってしまうかもしれません。

マイホームは、とても大きい買い物です。ほとんどの方にとりましては、人生で一番大きな買い物であると思います。

マイホームで購入を躊躇される方は、夢でまずマイホーム探しを始めて、いざ、購入しよう、というときに現実の部分を考え始めて、こんなに毎月かかるとは知らなかった!となってしまうケースが結構多いと思います。

では、マイホームに夢を持ってはいけないのでしょうか?そんなことは全くございません。家賃はただ、毎月払うだけでお金が無くなっていくだけですが、マイホームは、確実に資産として残ります。資産は換金することが可能なので、当然、年数によって価値は目減りしますが、将来、売却することも当然できます。マイホームはただのコストセンターではないのです。大きな財産として残りますから、老後の施設の資金が必要な場合等で、マイホームがあれば、大いに助けてくれることでしょう。

要は、夢を追う前に、資金計画という現実をしっかり見据えておけば、明るい夢のマイホームを気持ちよく手に入れることができる、ということです。

そのような意味を込めて、第一回は、資金計画という現実の話をさせていただくことにしました。

月々のお支払いがいくらになるか?

よく、当社にも、「1000万円以内で住宅が欲しいのです」というお客様が多数いらっしゃいます。ただ、1000万円を35年固定、元金均等払いで月いくらかかるか、わからない方が多数いらっしゃいます。100万円で3111円ですから、10かけて、31110円程度です。1の位は誤差で間違いがあるかもしれませんが、この金額です。

何が言いたいかと言いますと、「1000万円以内で住宅が欲しいのです」というご要望がどこから出てきているか、根拠がない場合が多いのです。

それが、マイホームを買う方にとって多い場合もございますし、少ない場合もございます。それは、マイホームを買う方次第で、人それぞれです。

大切なのは、月々の支払金額が、マイホームを買う方にとって無理が無い上限はいくらか、それを検討し、事前に設定したうえで、マイホームの購入を検討されるべきである、ということです。それが、1000万円ならいいのですが、あてずっぽうで決めるべき問題ではございません。現金でお買いになる方なら、「1000万円」という設定は現実的で、良い決断ではあるかと思いますが、ローンを利用される方にとっては、あまりいい資金計画とは言えないと思います。

いくら借りることができるか?

いざ、素敵な住宅が見つかりました、買付入れよう!という段階に来たとします。でも、融資が不承認でした、となりましたら、大変がっかりしますね。

借り入れ可能金額や、借り入れの可否、金利等は、まず、お勤め先、社会保険の有無、年収、勤続年数、クレジット・キャッシングの有無、健康状態等で決定されます。

私どもが年収をお伺いするのは、好きでやっているわけではありません。お客様のマイホーム購入のために必要だから、必要最低限、お伺いしております。正直、個人的には人がいくら年収があろうが、全くどうでもいいと思っております。

では、年収が足らない、期間雇用で社会保険が無い、滞納歴があって審査が不安だ、という方が、全くマイホーム購入が不可能か?と言えば、そうではございません。融資先にも様々な種類があり、その人それぞれにあったローンをご提案可能です。

皆様にお伺いしてばかりだと失礼ですので、私の情報をお教えいたしますと、ミュージシャンを目指していた二十歳前後の若いころ、1000円だけプロミスを利用し、返すのを忘れて、ブラックになった時があります。40万円のギターをリボ払いで購入したこともあります。また、前職では年収180万円でした。北海道に引っ越してからは改心したのですが、あまりに収入が低くてコメが買えず、じゃがいもだけで生活していたこともあります。

今は改心して、会社の代表を務め、金融機関から2000万円程度の融資を得ることができております。もちろん、滞納等は全くございません。手形も使ったことございませんし、お金に関しては大変クリーンです。業者への支払いもすぐに済ませております。

だから何?とか、たったの2000マン?って聞かれたら、すみません、としか言いようがないですが、過去のことは過去のことだ、ということです。もし、マイホームを購入したい、という方がいらっしゃったら、こんな私でも助けてくれた方がいらっしゃったのですから、粉骨砕身提案させていただきたい、という、意思表明であります。

実際、滞納歴があった方でも融資がおりるケースもありますので、マイホーム購入したいという方のためなら、当社はとことんまでお手伝いいたします。

ただ、滞納情報が無い方の場合、年収300万円程度あれば、結構カンタンに融資を受けることができます。ある程度お伺いしたら、ローンシミュレーションしなくても、買えますよ!という方も多いです。最近は、ろうきんさんで、キャッシングや車のローンを住宅ローンに組み込める商品も出ておりますので、以前よりラクに審査が通りやすくなっております。

頭金も、昔ですと、最低50万円から100万円必要だったのですが、最近は、自己資金なしでローンを組む方が8割ぐらいはいらっしゃいます。

以上から、ローンが通るか、通らないか、という心配より、むしろ、「月々いくらなら支払っていけるか?」というところを重点にまず資金計画を立てるべきかと存じます。

諸費用を把握することの重要性

マイホームを買うとき、住宅の売買代金のみで大丈夫と勘違いされている方が多数いらっしゃいます。それは、しょうがないことです。

ただ、不動産購入の際には、様々な費用が掛かります。

印紙代、登記費用、仲介手数料、融資手数料、ローン保証料、ローン取り扱い手数料、不動産取得税、火災保険、リフォーム代、引っ越し代、カーテン代、etc、、、様々な費用が掛かると思います。

こちらの費用を事前に知っておかないと、買付を入れてから、他にこれだけ費用がかかります、と知ったら、当然、憤慨しますよね。こちらも、勉強しておいた方が当然望ましいです。

相場を知る重要性

マイホームを買う方は、ホームズなり、不動産会社なりのホームページを毎日真剣に血眼になって情報を仕入れているかと存じます。当然ですね、一生で一番大きい買い物ですから。不動産の相場は、ある程度、長い間見ていれば、高い、安いはわかってきます。

ですが、リフォームの相場は結構知らない方が多いです。昭和築を平成築みたいにフルリノベーションをしたら、平気で1000万円以上かかります。タイルの風呂をユニットバスに変える相場はだいたい安くて80万円前後です。

このように、リフォームは大変費用が発生します。当社買い取り物件で再販する場合も、購入価格よりリフォーム価格の方が上回った、ということは結構おおいです。

正直、北見市主要部で総費用1000万円以内で新築みたいにキレイな家に住みたい!というご要望をかなえるのは本当に難しいです。ほぼ無理と言えます。

そして、建築資材は毎年高騰しており、その傾向性は今後も続くことでしょう。先日、クロス職人が、クロス単価があがる旨の報告を受け、しぼりあげたのですが、実際に仕入れがあがるので、少々の値上げならしょうがない、ということで落ち着きました。

ただ、新築住宅を建てるよりは安く上がる、というのは間違いないでしょう。要は、かかる費用の相場を事前に把握し、資金計画にあわせて取捨選択することが大切なのですね。今度は、その取捨選択をテーマにお話をさせていただきたいと思います。それぞれの項目はいずれもっと掘り下げて解説させていただきます。