荷造り

こんにちは!北海道北見市・網走市・美幌町の不動産売買専門会社「しろくま建物管理」の矢口です。

家を売る際「不要になった荷物の保管や処分はどうすればいいのかわからない…」という方は多いのではないでしょうか?

荷物を置いておきたい理由としては、「家具などの荷物が不要で処分したい」というケースと「処分はしたくないが、家が売れて出ていくまではどこかに置いておく必要がある」という、2つのケースが考えられます。

今回は2つのケースに沿って家を売るときに荷物はどのようにすれば良いか、その方法についてお話しします。

あわせて、処分する場合に費用を安く抑える方法もご紹介しますね!

引っ越し

家を売る際に荷物や家具・家電はどうする?

基本的に、家を売るときには荷物は残しません。

内覧(内見)時に家具を置きっぱなしにしておくと生活感が出やすく、よほど購入希望者の趣味に合わない限り、魅力的に見せるのは難しいです。

また、荷物があることで部屋も狭く見えてしまいます。

内覧時に荷物があると、それだけで購入希望者が限定されてしまうこともあるため、荷物は内覧前までに「一時保管か処分」するのをおすすめします。

ただし、以下のような家具・家電の場合は、そのまま残して「家具付き物件」として売れるケースもあります。

  • 5年以内に購入した比較的新しい家具や家電
  • 多少古くても状態の良い食器棚やタンス、ベッドなどの高額な家具、カーテンや照明
  • まだ問題なく稼働するエアコン

一般的に、前の住人が使っていた家具や家電は衛生的に好ましく思われないことが多いですが、すべての物を買い揃えるとお金がかかってしまうため、物が良ければ喜ばれることも。

カーテンや照明はもちろん状態が良いことが基本ですが、例えば戸建ての家の場合、サイズの違う窓や部屋の広さに合わせた照明を揃えるのは意外と大変で、金額もそれぞれ10~30万円ほどかかってしまいます。

入居時にカーテンや照明が付いていると、すぐに暮らせるのでメリットが大きいです。

エアコンはカビが生えていないなど、状態の良い製品であればそのままにしておける可能性が高いです。

部屋の広さによって金額が異なりますが、製品の価格が5万円~30万円、取り付け工事費に1万円~2万円ほどするため、状態が良くまだ使える状態であれば歓迎されるでしょう。

家具付き物件として荷物を置いておく場合には注意点もあります。

まず1つ目は「売却価格に荷物分の価格を上乗せすることはできない」ということです。

あくまでも「サービス」で付けているくらいの感覚だと思っておく方が良いでしょう。

2つ目の注意点は「家に置いておく荷物に不備がある場合は明記しておく」ということです。

不備がわかっているのに伝えず、引き渡し後に荷物に故障などの不備が見つかると「契約不適合責任」の対象となってしまいます。

契約不適合責任とは、品質や数量に関して契約の内容に適合しない場合に、売主が買主に対して負う責任のこと。

買主は売主に対して損害賠償請求や代金減額請求、補修や取り替えを要求する追完請求などを行うことができます。

荷物を残す場合は保証の範囲を明確にするために、不動産会社に依頼して「付帯設備表」を作成し、不備についても明記しておくとトラブル対策になります。

家を売るときの荷物や家具・家電を一時保管したい場合は?

荷物を処分せず一時的に保管する場合、保管場所としては次の4つです。

①トランクルーム

コンテナタイプの屋外設置型のほか、温度や湿度をコントロールできるセキュリティも整った屋内型のトランクルームもあります。

荷物の量に合わせて広さを選べます。

基本的に出入りが自由なので、頻繁に荷物を出し入れする方におすすめです。

②引っ越し業者の一時保管サービス

一日単位で預けられるものが多く、荷物の量が少なければサービス利用料も安く済んでお得になるケースも。

コンテナに預けて、引っ越し先まで運んでくれるサービスもあります。

一元管理するため、頻繁に物を出し入れすることは難しく、基本的には使わない物を預ける場所として使います。

③親族の家などに預ける

親族や知人の家などに物を保管する場所があれば、時間や料金をあまり考える必要がなく、自由度が高い保管法でしょう。

検討できる余地があれば、相談されてみるのも良いかもしれません。

④物置シェアサービス

個人の所有する物置やガレージなどの空いているスペースを提供し、利用者に貸し出すサービスで、インターネットで登録して行うケースが多いです。

個人間のやり取りとなりますが、荷物を一定額まで保証してくれる保険を付けることもできます。

管理人は場所を提供する人になるため、自由に荷物を出し入れするのは難しいですが、期間の延長やレンタル価格を交渉できるのはメリットです。

家を売るときの家具・家電を処分したい場合は?安く抑える方法も

粗大ゴミ

家を売るときに家具・家電を処分する方法は複数あります。

処分費用を安く抑える方法、とにかく早く処分する方法、自分で処分する際に手助けしてもらえる方法などをご紹介します。

荷物を少しでも現金に変えて処分費用を抑える

荷物を少しでも現金化したい場合は、フリマサイトやリサイクルショップに売るのがおすすめです。

フリマサイトの方がリサイクルショップよりも高く売れる可能性が高いですが、確実に売れる保証がありません。

その点、リサイクルショップなら発送等の手続きが不要で、値段が付かないものも処分してくれるサービスを行っている店もあるので、荷物が一度に片付くというメリットがあります。

処分するにも費用がかかるので、少しでもお金になると助かりますよね。

お金を払ってでも楽に早く処分したいなら業者におまかせ

お金がかかってもよいから早く荷物を処分したいという方は、不用品回収業者にまとめて回収してもらうのがおすすめです。

不用品回収業者の多くが「トラック積み放題」といったコースを準備しています。

費用は軽トラ半車分で約5千円、軽トラ1台分で約1万円、2トントラックで約3万円、4トントラックで約7万円前後から、といったトラックの大きさによる料金体系となっています。

分別もしなくていいので非常に楽に処分が完了します。

運ぶのが難しい場合は自治体に相談する

現金化する必要がなかったり、壊れていて売るのも難しいという場合は、自治体の粗大ゴミとして回収してもらうか、自分で処分場まで持って行って捨てる方法があります。

処分費用を支払う必要がありますが、自治体のサービスのため数百円で済むケースが多いようです。

「重くて運び出せない」「高齢のため、家から荷物を出すのが難しい」といった場合も、自治体に相談すれば運び出しから手伝ってくれることもあります。

家を売るときに荷物を残してもよいかはケースバイケース

家を売るときは、基本的に荷物はすべて撤去します。

しかし、程度の良い家具・家電や大物家具、カーテンや照明、エアコンなどは残しておくと喜ばれるケースも。

ただ、荷物分の価格を売却価格に上乗せすることはできません。

荷物に不備がある場合は、事前に買主に説明をしておくと後々のトラブル防止になります。

荷物を処分せず一時保管する場合は、トランクルームや引っ越し業者の一時預かりサービスなどを利用する方法があります。

家を売るときに荷物を処分したいなら、フリマサイトやリサイクルショップで売る、自治体に粗大ゴミとして出す、不用品回収業者を利用する、といった方法があります。

自分に合う方法を選びましょう。

北見市や周辺での不動産売却なら「しろくま建物管理」にお気軽にご相談ください。

正しい知識とスキルで、売りたい方・買いたい方のお手伝いをいたします!